ハワイ旅行を計画するにあたって、ツアーを利用するのではなく、航空券を個人手配しようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一方、日本からハワイへは複数の航空会社が直行便を出しているため、自分に最適な航空会社を選ぶのは簡単ではありません。
そこでこのコラムでは、そんなハワイへの直行便を運航している航空会社のうち、デルタ航空の使いやすさや料金について詳しく解説していきます。
デルタ航空のハワイ便情報
デルタ航空は、羽田空港、成田空港、中部空港、関西空港の4つの空港から直行便を運航しています。それぞれの詳細は次の通りです。
※2020年4月時点での8月運航便のフライト予定を記載しています。時期によってフライト時間は異なるのでご注意ください。
羽田発着便
便名 | 航路 | 出発 | 到着 | フライト時間 |
DL180 | 羽田→ホノルル | 21:15 | 10:30 | 7時間35分 |
DL181 | ホノルル→羽田 | 16:10 | 20:00 | 8時間50分 |
羽田→ホノルルは21時台出発の便のため、東京近郊に勤務地がある場合は、1日働いた後の搭乗することもできます。
帰りのホノルル→羽田は到着が20時と若干遅いものの、夕方出発なので滞在最終日午前中までハワイを満喫したいという方におすすめです。
成田発着便
便名 | 航路 | 出発 | 到着 | フライト時間 |
DL9030 | 成田→ホノルル | 21:20 | 10:00 | 7時間40分 |
DL9031 | ホノルル→成田 | 12:10 | 15:20 | 8時間10分 |
往路は羽田と同様、21時台出発の便のため、出勤後の旅行に便利です。特に千葉・茨城方面に勤務している方は重宝するでしょう。
なお、成田発着便は往復ともに大韓航空とのコードシェア便となっています。
中部発着便
便名 | 航路 | 出発 | 到着 | フライト時間 |
DL612 | 中部→ホノルル | 19:05 | 8:12 | 8時間7分 |
DL611 | ホノルル→中部 | 13:42 | 17:20 | 8時間38分 |
中部→ホノルルは8時台の到着と、他の航空会社の直行便と比較しても到着が早く、時差ボケに対応できれば初日から積極的に観光を満喫することができます。
帰りのホノルル→中部は昼過ぎの出発なので、のんびりと朝食を済ませてから空港に向かっても余裕があります。
関西発着便
便名 | 航路 | 出発 | 到着 | フライト時間 |
DL278 | 関西→ホノルル | 21:00 | 10:23 | 8時間23分 |
DL277 | ホノルル→関西 | 10:11 | 14:15 | 9時間4分 |
関西→ホノルルは21時出発で、出勤後の渡航も狙える時間帯です。また、現地到着も10時台のため、初日も比較的余裕を持って過ごせるでしょう。
帰りのホノルル→関西は午前中出発のため、早めに帰国して翌日の仕事などに備えたいという方におすすめです。
デルタ航空ハワイ便の料金は安い? 高い?
2020年8月の東京(羽田・成田)発着の直行便の料金を航空会社ごとに比較したところ(※)、次のような結果となりました。
航空会社 | 料金 |
ANA | 12万3790円〜 |
JAL | 12万5430円〜 |
ユナイテッド航空 | 12万6990円〜 |
ハワイアン航空 | 13万5590円〜 |
デルタ航空 | 13万7390円〜 |
大韓航空 | 13万8040円〜 |
表の通り、デルタ航空は東京発着の直行便のなかでは、比較的高めとなっています。
ただし、これはあくまでも特定の時期を調査した結果です。タイミングによって料金は大きく異なるため、正確な料金は予約前に改めて比較することをおすすめします。
(※)価格調べ:HIS海外格安航空券(東京発ハワイ行き)
デルタ航空の座席指定はいつからできる?
デルタ航空では、航空券の購入時に座席を指定することができます。航空券の予約・購入は旅行日の330日前から行うことができます。
デルタ航空でハワイに行くとどれくらいマイルが貯まる?
デルタ航空は無料で入会可能な「スカイマイル」というプログラムを提供しています。このプログラムの特徴の1つとして、貯まったマイルに有効期限がないことが挙げられます。
そして、もう1つの特徴は利用したフライト距離に応じてマイルが付与されるのではなく、「航空券運賃」に応じてマイルが付与される「メダリオン会員」制度を導入していることです。
「メダリオン会員」制度では、利用状況に応じて会員を「一般」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「ダイヤモンド」という5つのランクに区分しています。それぞれ、運賃に応じた付与率は、次の表の通りです。
ランク | 支払額1ドルにつき付与されるマイル数 |
一般スカイマイル 会員 | 5マイル |
シルバー メダリオン会員 | 7マイル |
ゴールド メダリオン会員 | 8マイル |
プラチナ メダリオン会員 | 9マイル |
ダイヤモンド メダリオン会員 | 11マイル |
なお、格安航空券など、デルタ航空そのものが販売元となっていない(非公示運賃)場合には、航空券運賃ではなく、次の表のように飛行距離と支払った運賃クラスに基づいてマイルが算出されます。
所定の非公示運賃クラス(番号が「006」で始まるデルタ航空便名のフライトのみ) | マイル付与率 |
デルタ・ワン/ファーストクラス/デルタ・プレミアムセレクト – J、C、D、I、Z、F、P、A、G | 150% |
正規運賃のメインキャビン/デルタ・コンフォートプラス – Y、B、M、W | 100% |
メインキャビンおよび値引きされたメインキャビン – H、Q、K、L | 75% |
大幅に値引きされたメインキャビン – U、T、X、V、E | 50% |
東京→ホノルル往復での区間マイル数は7,662です。例えば、運賃クラス「Y」と表示された航空券の場合、は7,662×100%=7,662マイルが加算されます。
デルタ航空のマイルが1番貯まるカードは?
「スカイマイル」が貯まりやすいおすすめカードは「デルタスカイマイルJCBテイクオフカード」です。
デルタ航空はカード会社との提携により、複数のクレジットカードを発行しています。なかにはゴールドやプラチナといったランクのカードもあり、それらはより「スカイマイル」が貯まりやすいです。
一方で、「デルタスカイマイルJCBテイクオフカード」の魅力は、年会費と貯まりやすさのバランスです。ゴールドカードやプラチナカードの年会費は、1〜4万円程度と高額で、貯まったマイル分がこの金額を下回ってしまうことも少なくありません。
その点、「デルタスカイマイルJCBテイクオフカード」の年会費は初年度無料、以降2,750円と安く、またショッピング100円の利用につき1マイルを貯めることが可能。さらに、デルタ航空の航空券を購入する際に利用すると、2倍のマイルが付与されます。
なお、「年会費は気にしないので、とにかく『スカイマイル』を貯めたい」という方には、「デルタスカイマイルJCBゴールドカード」がおすすめ。
こちらは年会費1万1000円ですが、ショッピング100円の利用につき1マイル貯まるうえ、デルタ航空の航空券を購入する際に利用すると、100円につき3マイルが付与されます。
デルタ航空ハワイ直行便の機内サービスや機内食について
機内サービス
デルタ航空のハワイ便のシートにはディスプレイが搭載されており、映画や音楽、ゲーム、テレビ番組などが用意された「デルタスタジオ」というプログラムを楽しむことができます。
機内には「デルタスタジオ」を楽しめるイヤホンが用意されているほか、「スリープキット」としてアイマスクと耳栓、そしてスリッパも準備されており、食後にはペットボトルの水も提供されます。
なお、デルタ航空に限らず、ハワイ行きの機内の温度は「寒い」と感じる方が少なくありません。デルタ航空の場合、枕とブランケットは用意されていますが、念のため寒さ対策として羽織れるものを持参しておくことをおすすめします。
機内食
デルタ航空のハワイ便には、無料の機内食が用意されています。
機内食は、通常のメニューの他にも幼児食やグルテンフリー色、ビーガンやベジタリアンになどを対象とした「特別食」が用意されていることが特徴です。具体的には、次のような「特別食」が提供されています(特別食を注文する場合には、事前の問い合わせが必要)。
また、ドリンクメニューについては、スターバックス・コーヒーのほかホットティー、各種コカコーラ社製品、ジュース、ミネラルウォーターなどが提供されるほか、ビールやワインなどのアルコール飲料も無料で選択することができます。
ハワイを安く豪華な旅にするタイムシェアレンタルって?
ここまで、デルタ航空ハワイ便の特徴について詳しく解説してきました。
デルタ航空は「機内食が美味しい」といった評判もあるほか、時期によっては他の航空会社と比較しても安値で航空券が購入できるコストパフォーマンスの良さから、海外旅行の際には必ずデルタ航空を利用しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そして「やっぱり旅行はコストパフォーマンスを最大化して楽しみたい!」と考えている方におすすめしたいのが「タイムシェアレンタル」です。
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