ワイキキやアラモアナと少し違う雰囲気のハワイを見たい人におすすめなのが、ノースショア(North Shore)です。
その名の通り、オアフ島の北側にあるエリアで、レトロなお店が集まるハレイワや、カメが見られるビーチパークなどもあります。
ワイキキなど中心部にくらべ、ゆっくりした雰囲気が流れていて古きよきハワイを体験することができます。
ここでは、格安で行ける路線バスでの行き方をご紹介します。バスの乗り方の注意点もあるので、ここでしっかり確認しておきましょう。
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ツアーとバス旅でいくら違う?
ノースショアへは様々なバスツアーが出ています。安く抑えたい場合は、ツアーを使わず自力でも行くことができます。
ノースショアはワイキキから少し距離があるので、レンタカーがあると便利ですが、バスも出ています。ツアーとバスではコストが大きく違います。それぞれいくらぐらいかかるのかを見てみましょう。
ツアーでノースショアに行くと何ドルかかる?
ノースショアのツアーはたくさんあり、ツアーの内容で金額が大きく違います。
格安ツアーで探すと大人1人60ドルくらいからです。少人数のツアーや、食事代などが含まれるツアーは150ドルくらいかかるものもあります。
バスでノースショアに行くと何ドルかかる?
ノースショアに一番安く行く方法は、公共交通機関の「ザ・バス(The Bus)」に乗って行く方法です。
「ザ・バス」はどの路線に乗っても片道2.50ドルなので、往復5ドルで行くことができます。6~17歳までの子供料金は半額の1.25ドル、6歳未満の子供は無料です。
おすすめのバスアプリ
「ザ・バス」に乗る時に便利なのが、専用アプリの「Da Bus」です。バスの路線番号を入力すると、おおよそのバス到着時刻をリアルタイムで教えてくれます。
日本ではバスは、ほぼ時間通りに来ますが、海外では時刻表があってないようなものという場合も。ハワイでも、バスの時間はかなり適当で、しかもノースショアからの帰りのバスは本数が少なく、乗り過ごすと大変です。バスで行くなら、このアプリは必須です。
「Da Bus」アプリを使うにはwifi環境が必要です。
移動しながら、wifiを使うのでポケットwifiの準備を忘れずに!
バスでのノースショアの行き方
「ザ・バス」でノースショアへ行くと、片道2時間弱です。ワイキキからは、直通するバスがないので、アラモアナセンターで一度乗り換えが必要です。
8番でアラモアナセンターへ
ワイキキからアラモアナセンターへは、たくさんバスが出ていますが、ノースショアへ行くなら8番が便利です。この路線に乗れば、次のバスの始発停留所まで行きます。
8番のバスはクヒオ通りにある山側のバス停から乗ることができます。バスの本数が多く、時間によっては5分間隔でバスが来ます。ただし、朝8時前の早い時間だと20分以上間隔が空くこともあります。
「ザ・バス」は全路線共通で、前から乗ります。料金前払い制で、両替ができないので2.50ドル用意して乗りましょう。
料金を払う時に、「トランスファーチケット(乗換チケット)」をドライバーからもらいましょう。「Transfer ticket, please.」と言えばOKです。このチケットがあれば、2回まで乗り継ぎができます。
1回目の乗り継ぎ時は、下にある白いチケットを切り離して渡します。2回目は残りの部分全てを渡します。乗り換えができるのはチケットの上の切れ目にかかれている時間までです。
8番のバスは、アラモアナセンターの海側のバス停ではなく、そこから2個先の山側のコナストリートにあるバス停で降ります。バス停名は「Ala Moana Bl + Ala Moana Center」です。
この下りたバス停が、次の52番のバスのバス停です。クヒオ通りからの所要時間は20分程度(乗るバス停によって多少前後)です。
52番でハレイワへ
8番のバスを降りたバス停から、52番西回りのハレイワ行きに乗り換えます。ハレイワはノースショアの代表的な観光スポットで、レトロな店が集まるショッピングタウンです。
乗車時間は1時間半~2時間程度で、下りるバス停は「Kamehameha Hwy + Emerson Rd」です。
長距離の移動で、バスの中はクーラーで肌寒い場合もあるので、1枚羽織る物を持って行きましょう。
バスの時刻やバス停は変更になる可能性もあるので、現地やアプリなどで事前に確認してから乗りましょう。
帰りのバスに要注意!
ハレイワのバス停で降りたら、必ず帰りのバスの時間も確認しておきましょう。バスの数はそれほど多くないので、乗り遅れると大変です。
52番のハレイワ行きのバスは、ハレイワに到着すると、そのままアラモアナセンターへ戻るバスになります。つまり、帰りに乗るバスは、来る時に乗ったバスと同じ路線のバスです。乗り場も同じです。
向かい側のバス停から乗ると、逆方向へ進み、最終的に島を一周してしまうことになるので要注意です。
バスの路線は、グーグルマップで確認するとわかりやすいです。時間は、先ほど紹介したDa Busアプリで確認しましょう。この他、途中で道がわからなくなった時に、現地の人に聞くには翻訳アプリも便利です。
このように、バスで身軽に移動するなら、スマホアプリは欠かせません!ポケットwifiは忘れずに用意して行きましょう。
ノースショア方面1日観光プラン
ノースショアへバスで行く場合は、移動の制限があるためバスツアーやレンタカーに比べ行ける場所が限られていますが、路線バスの旅でも十分楽しめます。
ただし、バスでの移動時間があるので、あまり詰め込みすぎず行くポイントは絞りましょう。
ドールプランテーション
ハレイワへのバスの乗車時間は長いので、途中で寄り道しましょう。
ハレイワ行きと同じ52番のバスで、日本でもパイナップルやバナナなどでおなじみの「Dole(ドール)」のドールプランテーションに行くことができます。
ドールプランテーションの入場料は無料で、ハワイ限定品などお土産を買えるショップがあります。軽食が食べられるコーナーもあり、パイナップルのソフトクリーム「ドールホイップ」が人気です。
園内をまわる観光列車「パイナップル・エクスプレス」も人気です。3.2kmの距離を20分かけて、ハワイらしいパイナップル農園や山などの景色をゆっくり楽しめます。料金は大人9.5ドル、4歳~12歳の子供7.5ドルです。
この他にも、プランテーションを歩いて散策するガーデンツアー(大人6ドル、子供5.25ドル)や、ギネスに認定されたこともある世界最大の迷路などもあり、家族連れでも楽しめます。
ハレイワ
ノースショア観光のメインはハレイワの町です。ノースショアエリアの入り口にあり、古きよき時代のハワイの雰囲気が残っている場所です。
ハレイワには、「オアフ島で一番美味しいコーヒー」といわれる「コーヒー・ギャラリー」や、シェイブアイス(かき氷)の超人気店「マツモト・シェイブアイス」などがあります。
ハレイワに行ったら是非食べたいのが、「ジョバンニズ・オリジナル・ホワイト・シュリンプ」のシュリンプ。えびのイラストが描かれた車で売られているここのシュリンプはハレイワの名物です。
もちろん、お土産ショップなどもあります。ガイドブックに載っているお店以外にも、いいお店がたくさんあるので、ゆっくり歩いてみましょう。
日曜日(9:00~13:00)にはファーマーズ・マーケットも開催されます。マーケットでは、オーガニックの食品や、現地のアーティストの作品などを買うことができます。観光客が少なく、お手頃な価格で掘り出し物を見つけられるのでおすすめです。
ハレイワ・アリイ・ビーチパーク
ハレイワの中心街から徒歩10分くらいのところに、ハレイワ・アリイ・ビーチパークがあります。
夏は波が穏やかで泳ぐこともできます。冬には波が高くなり、プロのサーファーが集まる場所としても知られています。
カメが出没するスポットとしても知られていて、運がよければ、甲羅干ししているカメに出会えるかもしれません。