ハワイのタイムシェア利用時のメリットとリスク

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タイムシェアのオーナーになると、どんなメリットとリスクがあるのでしょうか?
タイムシェアのオーナーになる前に、メリットとリクスを把握しておけばより有効的な利用が可能になります。高いお金を支払ってタイムシェアのオーナーになるわけです。失敗しないための方策はいくつかとっておくべきです。説明会参加前に、しっかりと勉強しておきましょう。
ハワイのタイムシェアオーなーになりたいと思っている方には必見のテーマです。


 

ハワイでタイムシェアオーナーになるメリット

まずは、ハワイでタイムシェアのオーナーになるメリットをご紹介いたします。メリットを事前にきちんと把握することで、タイムシェア説明会でも的確な質問ができるようになります。

ヒルトンバケーションズクラブ、ディズニーバケーションズクラブのオーナーであるという名誉

世界的にも有名なヒルトンバケーションズクラブやディズニーバケーションズクラブの物件オーナーになることで、名誉やステータスを得ることができます。

ヒルトンハワイアンビレッジやアウラニディズニーリゾートなどのホテルは、サービスが行き届いていることでも知られています。一般グレードの部屋でもラグジュアリー感がありますし、ハイグレードの部屋であればさらに設備もしっかりとしていますよね。

一度利用した方であれば、再び宿泊したい、と思うような部屋を契約できるというメリットがハワイのタイムシェアにはあるのです。

世界中の国で好きなときに利用できる

ハワイでヒルトンバケーションズクラブやディズニーバケーションズクラブのタイムシェアオーナーとなった場合、ハワイ以外世界各国のタイムシェア施設も利用できます(自分の所有するタイムシェア施設以外を利用する場合、手数料がかかります)

何もハワイで利用しなければならないわけではありません。アメリカ本土で利用しても良いですし、ヨーロッパやアジアで利用しても構いません。

ヒルトンバケーションズクラブは日本を含め、世界各国にホテルがあるという魅力があります。また、ディズニーバケーションズクラブは、アメリカフロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・リゾート内の4つの施設を移行手数料無料で使うことができます。

ウォルト・ディズニー・リゾート内にあるアニマルキングダムは、ホテルの外にキリンが?

タイムシェアは、ハワイで契約したら、ハワイの同じホテルをずっと利用しなければならないと思われがちです。そのため、毎年その地域に旅行するとは限らないので、タイムシェア契約を断念する方も少なくありません。そんな経験がある方にも、地域に融通が利くヒルトンバケーションズクラブやディズニーバケーションズクラブのタイムシェアがおすすめです。

ヒルトン グランドバケーションズの場合・・・世界8,000箇所以上のホテルやリゾート施設と交換利用可能(ただし移行手数料が高い)

ディズニー バケーションクラブの場合・・・世界数千箇所の施設と交換利用可能(ただしフロリダ州のウォルト・ディズニー・リゾート以外はポイント消費量が比較にならないくらい増える)

フレキシブルなポイントサービスが魅力的

ヒルトンバケーションズクラブ、ディズニーバケーションズクラブのタイムシェアオーナーになると、ポイントが利用可能です。毎年契約にもとづいて一定のポイントが付与され、そのポイントを元にそれぞれのリゾート地の利用が可能になるのです。

注目して欲しいのが、フレキシブルに使える、といったところです。ポイントは繰越が可能です。仕事が忙しくて宿泊付きの旅行ができないといった時もあるでしょう。

そういう場合、翌年にポイントが繰り越せるので使わなかった分が無駄にはなりません。逆にわざとポイントを使わないで、翌年にリゾートをたっぷり楽しむといったことも可能です。
タイムシェアといえば、1年間を52週に分けてそのうちの1週間(7日間)利用する、といったイメージがあると思います。しかし、最近のタイムシェアはポイントシステムを導入することで、1週間を超える長期宿泊等にも柔軟に対応できるのです。

※ディズニーのバケーションポイントについては、翌年度のポイントを前借りして利用することも可能です。

日本語によるサービスが受けられる

タイムシェアオーナーになったとしても、英語ができなければ、滞在中に困ったことが起きるかもしれません。しかし、ハワイのタイムシェアを利用すると、日本語が話せるスタッフやコンシェルジュが常駐していることが多いです。
予約やバケーションの相談なども受け付けており、滞在をサポートしてくれます。

タイムシェアオーナーの特典?ミッキーやミニーと記念撮影

ディズニーバケーションズクラブのアウラニディズニーリゾートには、ディズニーキャラクターがいます。ミッキーやミニーにだけでなくドナルドなどのキャラクターもおり、ディズニーファンを楽しませてくれます。
タイムシェアオーナーは、プールサイドで歌やダンスを一緒に楽しむこともできますし、写真撮影も可能です。

スライダーなどが充実した大型プールが楽しめる

常夏の島ハワイらしく、大型プール施設が用意されているケースがほとんどです。
ヒルトンハワイアンビレッジでは、5つのプールが楽しめます。また、アウラニディズニーリゾート内のプールには、熱帯魚が生息するエリアもあります。

プールでゆったりハワイを満喫したいという方には最適のサービスです。日光浴を楽しむ、なんて贅沢もタイムシェアオーナーならではかもしれませんね。

ハワイでタイムシェアオーナーになるリスク

ここまではタイムシェアのオーナーのメリットを紹介いたしましたが、必ずしもよいことだけではありません。次に、タイムシェアオーナーになるリスクをご紹介いたします。

管理費が毎年アップする

タイムシェアは不動産ですので、毎年管理費がかかります。この管理費、実は固定ではなく、変動します。しかも、1年毎に3.0%から4.0%前後の比率でアップし続けることになります。タイムシェア契約時の管理費で利用し続けられるわけではなく、どんどんと経費が増大していくのです。

管理費は所有するポイントによって変化します。目安として2015年現在、アウラニディズニーリゾートの管理費は1ポイント7ドル程度です。

管理費の増加については、タイムシェア契約をするときの日本語の重要事項説明書に詳しく書かれていないことが多いです。「管理費の支払いが必要」とのみ記載があり、管理費がアップするとは知らないで契約してしまった方も少なくありません(タイムシェア販売員はこの部分をつかれるのが1番困惑します)

日本語の契約書よりも、本国の英語の契約書の効力が有効とされてしまいます。契約を結ぶ前に、英語の契約書をしっかりと読み込む、内容について詳しい解説をスタッフに求める、といった事が必要です。

※英語の契約書には、「修理費」や「固定資産税」などが明記されています。日本語の書類は簡略化されてしまっているので、そちらを確認してもあまり意味はありません。

資産として売却するには障壁が多い

ハワイのタイムシェア説明会に参加すると、必ず「タイムシェアは資産になります」という説明を受けることになります。しかし、一般の不動産とは全く異なるものであり、初期費用を取り返すようなリターンは期待できません。

仮にリセールで安く購入したとしても、その分を取り戻すことすら難しいのです(正直、管理費の問題で無料でも手放したいという人もいるくらいです)

また、タイムシェア説明会を受け勘違いしている方が非常に多いのが「売却するときはヒルトンやディズニーが買い取ってくれる」といったものです。ヒルトンやディズニーが行ってくれるのは、リセール業者を紹介してくれるだけで、実際に買い取ってくれることはありません。

さらに、タイムシェアで購入した物件を売却するときには手数料も発生します。一般的なハワイの不動産会社では、手数料が20%から25%になってしまうそうです。

※タイムシェアの売却で利益が出ることは想定しにくいですが、仮に売却益が出た場合には税金がかかります。

タイムシェア物件の売却価格ですが、最低では1ドルとほぼ値がつかないケースもあります。良くて購入した時の半値程度だと思っておいたほうが無難でしょう。

メリットとリスクを理解したうえで購入しよう

最後に、ハワイのタイムシェアのメリットとデメリットをおさらいしましょう。

ハワイタイムシェアのメリットまとめ

・ヒルトンGV、ディズニーVCのオーナーであるという名誉が得られる
・世界中の国で好きなときに利用できる
・ポイントサービスが魅力的(繰り越し、前借り可能)
・日本語によるサービスが受けられる(施設に日本語スタッフ常駐)
・ディズニー・キャラクターに会える(ディズニーVCオーナーのケース)
・施設に併設されているプールが楽しめる

ハワイタイムシェアのデメリットまとめ

・管理費コストが年々増大する(10年間で倍になることも)
・売却益が望めない

ざっと考えただけでも、これだけのメリットとデメリットが有ります。どちらの比重が大きいかは人それぞれです。

ハワイタイムシェアを購入する前に、それぞれのメリットとデメリットに必ず目を通し、ご自身で判断してください。判断するときには、ハワイのタイムシェアを利用している自分をイメージすることがおすすめです。ほんとうに必要であるかを考えたうえで契約を結びましょう。